カテゴリー：FXの基本

税金納付中。コンビニでも出来る作業になんで15分も待たされるんだーー / bm.iphone

前回のエントリーで少し書きましたが、くりっく３６５は税制が優遇されています。くりっく３６５で得た利益は税法上「申告分離課税」という方式が適用されます。

それは逆に、一般の店頭取引は総合課税という方式が適用されるようになっています。この部分は、ゆくゆく大事な事になって行きますので、初心者の方は頭に入れておいて下さい。

で、具体的に何が違うかというと、くりっく３６５の申告分離課税のほうは、利益の多い少ないに関係せず一律２０％の税率になっています。

これに対し、店頭取引の総合課税は利益額＋他収入との合算金額によって税率が異なる「累進課税」を取っているのでその合計額によって税率が異なり、場合によっては５０％もの税率がかかってくる事があります。

この部分だけでもどちらが税制面で有利かご理解頂けると思います。


またくりっく365が店頭取引より有利な点として、繰越控除が認められている点が上げられます。くりっく365でのFX取引でもし損失が出ても、その損失分が翌年以降3年間にわたって、くりっく365とその他の取引所上場先物取引で発生した利益から控除することができるという、三年間の損失繰越控除が受けられる事ができます。

これはどういうことかというと、初心者の方はFXを始めた年に大きな損失を出してしまったとします。しかし翌年の２年目は頑張って利益を出す事ができたとした時、１年目に出した損失を二年目に繰り越して相殺する事ができるのです。

そうすることで、課税所得を抑える事ができて、節税対策になるということです。

この辺の事は、直接FXとは関係ないことですがある程度利益を出せるようになってきたら、税制の面にかんしても色々勉強していく必要があると思います。

丸の内/Marunouchi / hiyang.on.flickr


FXをしばらくやっていると否が応でも目にする「くりっく365」。

そのスタートは2005年からとまだそれほど歴史はない。東京金融取引所が上場した外国為替証拠金取引にたいしこの名称をつけてサービスが開始された。

これまでこのブログで解説してきた従来のFXとは、業者に直接あなたの資金を証拠金として預け、売買するものでした。通常この取引を店頭FX取引と呼んでいます。

それとは別に、今回取り上げているくりっく３６５は取引所取引と呼ばれ一般投資家のFXの注文を「取引所」に集めて取引する方式の事になります。

一般的には公的な取引所によるFXとして浸透しています。

またこのくりっく３６５を取り扱える業者も、金融取の厳格な資格要件を満たした業者だけしか扱えないようになっており、とくに自己資本規制比率は２００％以上の会社と言うことが決められています。この他にも、資本金や純資産などの要件をクリアしないとくりっく３６５を取り扱えないようになっています。

チャートに関する内容もそろそろマスター出来てきたでしょうか？

少々難解な内容が続いているので、中にはアレルギー反応を起こされて離れてしまった方もいらっしゃるかもしれません。

今ひとつ分からないながらも頑張って勉強されている方には申し訳ないのですが、今回はまた難易度が上がります。(^_^;)

本格的にこの理論をマスターしようとするとかなり難解なので、おさえるべきポイントだけ解説していきたいと思います。

今回取り上げるのは、「一目均衡表」という純国産のテクニカル指標になります。