日本生まれのテクニカル分析法
チャートに関する内容もそろそろマスター出来てきたでしょうか?
少々難解な内容が続いているので、中にはアレルギー反応を起こされて離れてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
今ひとつ分からないながらも頑張って勉強されている方には申し訳ないのですが、今回はまた難易度が上がります。(^_^;)
本格的にこの理論をマスターしようとするとかなり難解なので、おさえるべきポイントだけ解説していきたいと思います。
今回取り上げるのは、「一目均衡表」という純国産のテクニカル指標になります。
昭和11年生まれの純国産指標
この一目均衡表は、昭和11年に株式評論家の細田悟一氏によって考案されたもので、一目は細田氏のペンネームである一目山人に由来するとされている。
具体的に一目均衡表は、「転換線」、「基準線」、「先行スパン1」、「先行スパン2」、「遅行スパン(遅行線)」からなり、2本の先行スパンに囲まれた部分は雲とよばれています。
まず初心者の方は、混乱するのでローソク足と雲の位置関係を確認してみましょう。
相場が上昇トレンドの時は、ローソク足が雲より上にきて、逆に相場が下落トレンドの時は、ローソク足が雲より下にくるとされています。
よって、ローソク足が雲に突入したら相場の転換のシグナルとみなすケースが多くなるのです。
次に転換線と基準線の位置関係を確認しましょう。これも転換線が基準線を追い抜くような形で突き抜けると上昇トレンドへ、逆に転換線が基準線を下回り抜けると下落トレンドへ移るとみなされています。
最後に、遅行スパン(遅行線)の位置から相場の状況を判断する方法です。遅行スパンはその日の終値を記録して行ったものです。26日前にさかのぼって記録していくのですが、相場が強気に転換する際は、この遅行線が26日前のローソク足を上回り、弱含みの相場への流れでは遅行スパンが26日前のローソク足を下へ突き抜ける現象がみられるとされています。
これは遅行スパンと雲の間にも同じような現象がおこります。このように見ていくと、一目均衡表は初心者にとっては少しとっつきにくいもののように感じられるかもしれませんが、FXをやる上では非常に有効な指標になるので、是非マスターしたいテクニカル指標になります。
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