円高、円安に意味をしっかり理解しておこう
このところ、一段と円高が進んでいます。
特にアメリカの国債の格下げがあってから、円を買われる動きが世界的に進んでいるようです。
また中東情勢の不安定化や、先日から暴動が起きているイギリスなどを含むヨーロッパなどでも先行きの不透明感から円を買う動きが進んでいるようです。
そこで、もう一度、基本に返って今回は円高、円安についておさらいの意味も含めて再度、初心者の方へ少し説明させて頂きます。
円高、円安の感覚をびしっと身につけよう
FXで大きく分けて二通りの利益出し方があります。一つは、為替レートの変動による「為替差益」によるものと、もう一つは通貨の金利差による「スワップポイント」によるものがあります。
で、FXをやるからには円高・円安という言葉は基礎の基礎になります。FXに取り組むならば、しかかりと「円高」「円安」については知っておくことはもちろん、しっかり理解するようにましょう。
これまでにFXの経験がない方はもちろん、為替に関する知識がない方は時として、円高・円安というイメージと、実際の金額のイメージが違うのでどうしても戸惑われます。
そこで、分かりやすい例を一つ紹介させてもらいます。
仮に、今日1ドル=110 円だとします。それで次の日、1ドルが100円に相場が動いたとしましょう。
1ドルというのを通貨と考えると混乱が起きるのかもしれません。1ドルを一つの商品だと思って下さい。
それで、昨日は1ドルという商品を買うのに110 円で購入してたのに、次の日は1ドルという商品が100 円で購入できるようになった。
このことは「1ドルと言う商品が10円安く買えるようになったということです。で、そのことから逆に円の価値が高くなった」ということになります。
初心者の方は、この円の価値が上がったあたりの理解が少し難しいように感じます。
要するに「円高」とは円の価値が高くなること、逆に「円安」になるとは円の価値が下がることになります。
この円高、円安の感覚をしっかり理解していないとFXの取引をする上では致命傷になりますので、初心者の方は最初のうちにしっかりとこの感覚をみにつけておきましょう。
頭が混乱したときには、簡単な数値に直して確認した方がよいと思います。
その時も、頭の中だけで確認するのではなく、紙に自分の手で書いて確認する方が理解にもつながると思います。
コメント